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2020年5月16日

ランセット誌:COVID-19で脳卒中は減っていない


2020  5月  イギリス

イギリスでは、2020年3月23日に国家的なロックダウンが導入されて以来、救急救命科への受診が激減したとの報告が広くなされている。

さらに心臓発作や脳卒中の受診が「病院から消えた」との噂もあり、そのような患者は治療が遅れていることになる。

この真偽を検証してみたそうな。



ST上昇型心筋梗塞(STEMI)と脳卒中は、病院での治療がとくに重要な疾患である。

これら2つの疾患に対する救急車の出動要請を、英国で2番目に大きいWest Midlands Ambulance Service University NHS Foundation Trustについて2018年1月10日から2020年4月19日までの記録を分析した(下グラフ)。



次のことがわかった。

・これらのデータからは、STEMIと脳卒中の救急車の呼出数の減少は確認されなかった。

COVID-19のパンデミックで、脳卒中や心臓発作の症状を経験した人々が救急車を呼びたがらなくなるという証拠は見当たらなかった、


というおはなし。

救急車出動要請頻度



感想:

診療所や病院が「コロナのせいで患者が減った、収入を補償しろ!」とか言ってるニュースがあった。

なんとも言いようのない残念な気持ちになった。


NEJM誌:COVID-19で脳卒中激減は本当だった 





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