~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2020年5月26日

脳卒中後の疲労対策は「歩く」


2020  5月  ノルウェー

脳卒中後の「疲労」について、亜急性期から慢性期にかけてその有病率の変化と、活動内容との関連をしらべる
ランダム化比較試験 Life After STroke (LAST)研究をやってみたそうな。





聖オラフ大学病院での軽度 中等度の平均年齢72の脳卒中患者114人を対象とした。

疲労の程度は3ヶ月後、18ヶ月後に Fatigue Severity Scale(FSS-7)で評価した。活動内容は加速度センサーactivePALを解析した。



次のことがわかった。

・3ヶ月時点で46人(31.7%)、18ヶ月時点では43人(29.7%)が疲労を訴えていた。

・座位行動、歩行、座位仕事が疲労と有意に関連し、

・とくに歩行に費やした時間のみが疲労と逆に関連していた。


脳卒中後の疲労はよくある症状であり、亜急性期から慢性期にかけてその有病率は変化しなかった。歩行時間の増加が疲労の低下と強く関連していた、


というおはなし。

脳卒中後の疲労と歩行


感想:

これまでまともな疲労対策がほとんどなかったなかで、「歩行」の可能性を示してくれたとこが新鮮。

当時を思い出すに、人混みのなかをあるいたあとはぐったりしてしばらく寝込んだ。



ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *