元
2020 5月 ノルウェー
脳卒中後の「疲労」について、亜急性期から慢性期にかけてその有病率の変化と、活動内容との関連をしらべる
ランダム化比較試験 Life After STroke (LAST)研究をやってみたそうな。
聖オラフ大学病院での軽度 中等度の平均年齢72の脳卒中患者114人を対象とした。
疲労の程度は3ヶ月後、18ヶ月後に Fatigue Severity Scale(FSS-7)で評価した。活動内容は加速度センサーactivePALを解析した。
次のことがわかった。
・3ヶ月時点で46人(31.7%)、18ヶ月時点では43人(29.7%)が疲労を訴えていた。・座位行動、歩行、座位仕事が疲労と有意に関連し、・とくに歩行に費やした時間のみが疲労と逆に関連していた。
脳卒中後の疲労はよくある症状であり、亜急性期から慢性期にかけてその有病率は変化しなかった。歩行時間の増加が疲労の低下と強く関連していた、
というおはなし。
感想:
これまでまともな疲労対策がほとんどなかったなかで、「歩行」の可能性を示してくれたとこが新鮮。
当時を思い出すに、人混みのなかをあるいたあとはぐったりしてしばらく寝込んだ。
