~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2020年6月18日

歯周病と頸の動脈硬化

2020  6月  インド


アテローム性動脈硬化は、心筋梗塞、脳卒中、腎不全、末梢血管疾患、認知症の原因の1つと考えられている。

頸動脈内膜中膜肥厚(CIMT:Carotid Intima-Media Thickness)はアテローム性動脈硬化の指標とされ超音波検査で測定できる。

CIMTは10歳時点では0.4-0.5mmほどで、50代では0.7-0.8mmに達する。そして1.0mmを超えると異常とされ、1.2mmから先は心血管疾患の高リスク群と考えられている。

また、アテローム性動脈硬化と歯周病との関連をしめす報告がある。

そこで、歯周病とCIMTとの関連をくわしくしらべてみたそうな。



600人のCIMT測定と歯周病グレード調査をおこない、関連を解析したところ、



次のようになった。

・CIMTが1mm以下は48.6%、1mmを超える者は51.3%だった。

・口腔衛生指標である Debris Index、Calculus Index、Oral hygiene index のいずれも、CIMT1mm以上で45歳以上男性に有意に高かった。

・地域歯周疾患指数(Community Periodontal Index)3、4 およびアタッチメントロス(loss of attachment)コード2、3は、CIMTが1mmを超えた者に著しくおおかった。


歯周病および口腔衛生状態の悪い者には、頸動脈内膜中膜肥厚が1mmを超える異常な状態が多かった、


というおはなし。
頸動脈内膜中膜肥厚



感想:

だから歯医者に行けってことなんだけど、因果関係は確認されてるのかね。全身が炎症気味の人が歯周病になったり動脈硬化をおこしたりしてるのではないのかな。



ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *