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2020年6月16日

マトリックスリズムセラピーの効果

2020  6月  トルコ


脳卒中の片麻痺への治療法には、ボバースセラピー、運動トレーニング、電気刺激、支持装具、鍼などがある。

マトリックスリズムセラピー(MRT:Matrix rhythm therapy)では、痙縮を起こした筋肉にα波に相当する8-12ヘルツの振動を与えると、細胞レベルでの微小循環に影響して筋紡錘やゴルジ腱器官のはたらきを改善できるとする最新の治療方法である。

MRTの脳卒中患者への適用はほとんど例がないので実験してみたそうな。



20~65歳の脳卒中の片麻痺患者30人を対象とし、

ボバースセラピー+MRT、
ボバースセラピーのみ、 の2グループにわけた。

4週間x週3日の下肢への治療を施した。



次のようになった。

・痙縮度、関節可動域、バランス、歩行速度、歩調、骨盤対称性がMRTグループで有意に改善した。

・ボバースセラピーのみのグループでは治療後に動的バランスだけが改善した。


脳卒中片麻痺患者の下肢の筋緊張をマトリックスリズムセラピーで調整することは、バランスと歩行の改善に有益である可能性が示された、


というおはなし。
マトリックスリズムセラピー


感想:

上の写真からはマッサージ機を当てているだけのように見える。

そもそも「ボバース」が人名ということ以外やってることについてほとんど知らないし、このMRTなるものも初めて耳にした。


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