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2020年6月3日

上肢訓練プライミングのメタアナリシス

2020  5月  ブラジル


ニューロリハビリテーションにおいて繰り返し運動訓練の効果を高めるために、その直前になんらかの刺激を与えることを良しとする「プライミング(予備的、準備的)」という考え方がある。

プライミング刺激としておもに次の5種、
1)脳刺激(rTMSやtDCS)、2)運動イメージや動作観察、3)感覚刺激(末梢感覚など)、4)運動準備(両手対称運動など)、5)薬理刺激、の分類がある。

これらの慢性期脳卒中の上肢麻痺への効果についてメタアナリシスをこころみたそうな。



2019年10月までの関係する研究を厳選して、データを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・被験者814人を含む 36件の研究がみつかった。

・これらのうち、17件が脳刺激、12件が感覚刺激、4件が運動準備、3件が動作観察、だった。

・上肢機能の評価方法により結論がことなり、

・脳刺激と感覚刺激、運動刺激で低・中レベルのエビデンスが認められ,

・動作観察には評価に足るエビデンスが見られなかった。


脳卒中慢性期での上肢繰り返し訓練へのプライミング刺激には期待できるエビデンスがあった。さらなる研究が望まれる、


というおはなし。

プライミング




感想:

プライミング分類はおおざっぱすぎて何をしたいのかがよくわからない。

ゆいいつ、まともなプライミングといえばこれ↓かな。


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