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2020 7月 オーストラリア
いびきと脳卒中など心血管疾患との関連はいまだあきらかになっていない。
そこで、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と心血管疾患についての Sleep Apnea cardiovascular Endpoints (SAVE)トライアルをつかってくわしくしらべてみたそうな。
SAVEトライアルでは無呼吸症候群で冠動脈疾患や脳卒中歴のある患者2687人を無作為にCPAP(持続陽圧療法)に割り当て、3年半フォローした調査である。
ベースラインでのいびきの頻度と音量についての自己申告と、その後の心臓や脳血管イベントとの関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・いびきの頻度が高くなるほど、いびきの音量がおおきくなるほど、心血管疾患のリスクも高くなった。・これらの関連は心臓イベントよりも脳血管イベントで顕著だった。・CPAP治療といびきとのあいだに関連はみられなかった。