元2020 7月 シンガポール
急性脳梗塞はCOVID-19の合併症の1つで命にかかわるという。そのメカニズムはいまだよくわかっていない。
そこで、COVID-19患者での急性脳梗塞の臨床的特徴についてシステマティックレビューをこころみたそうな。
2019年12月から2020年5月までの関係論文を厳選した。
次のことがわかった。
・COVID-19から急性脳梗塞になった135人の患者を含む39件の研究を対象とした。・COVID-19患者における急性脳梗塞の発生率は1.2%で、平均年齢は63歳だった。・COVID-19発症から急性脳梗塞までは平均10日間で、Dダイマーとフィブリノゲンの上昇が特徴的だった。・抗リン脂質抗体がかなりの件数で検出された。・急性脳梗塞の画像パターンは、主幹動脈の血栓症や塞栓症、狭窄だった。・死亡率は38.0%と高かった。
