元2020 7月 台湾
これまでの研究では、脳卒中患者の30%近くが発症後5年以内にうつ症状を呈していることが示されている。
脳卒中後のうつ症状は身体的にも心理的にも患者におおきな影響を与えるため、リハビリテーション進展の妨げになる。
そこで、日光浴療法(sunlight exposure therapy)の脳卒中後うつとリハビリテーションへの効果を検証してみたそうな。
脳卒中患者46人を対象とし、実験群と対照群にわけた。
実験群では、1日30分間以上の日光浴を、4週間のうち14日間以上おこなった。
実験前と4週間後、1ヶ月後の うつ度、身体機能(Barthel Index)、認知機能(MMSE)を測定した。
次のようになった。
・1ヶ月後のうつスコアと4週間後、1ヶ月後の Barthel Indexであきらかな改善がみとめられた。・認知機能には改善は認められなかった。