元2020 9月 アメリカ
小児は成人に比べて脳動静脈奇形(AVM)の再出現(recurrence)が起きやすいのか?また、このリスクはAVM破裂時の症状と関係があるものか、くわしくしらべてみたそうな。
25歳以下のAVMの初診患者115例の記録を解析した。
彼らは外科的切除術を受けたのち、DSA(アンギオ)で治癒が確認された。さらにその何年後かにDSAでフォローされた。
次のことがわかった。
・平均フォロー期間は2.3年で、この間に12例のAVMの再出現がDSAで確認された。・これは115人全体の10.4%で、初診時に出血していた72人の16.7%に相当した。・再出現患者の全員で初診時に出血していた。・初診時出血していた患者の5年再出現率は17.8%であった。・再出現例すべては15歳までの患者だった。・AVMの再出現リスクは最初の外科的切除時の年齢が1年あがるごとに14%減少することがわかった。
AVMの破裂を呈した小児では、治癒したと思われる脳AVMの再出現率が高かった、
というおはなし。
感想:
幼くして破裂するするようなAVMは血管の成長がめっちゃ盛ん、ってことのよう。
それ以前に、こういうこと↓だかんね。