~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2020年9月12日

脳卒中後 うんこの出がわるいと認知障害

2020  9月  中国


軽度認知障害(MCI)は認知症の前段階であり、治療可能な期間でもある。

改善可能ないくつかの危険因子がわかっているが、MCIと食生活や排便との関連性は十分にあきらかになっていない。

そこで、シンガポールの高齢者を対象にくわしくしらべてみたそうな。



60歳以上の751人に食習慣と排便についてのアンケートおよび、

認知機能評価(MoCA)をおこなった。



次のことがわかった。

・119人がMCIと診断された。

・食生活として、頻回な(週4日以上)果物摂取、食後10分以内の活発な(週4日以上)排便 および教育歴がMCIと負の相関にあった。

・いっぽう、高血圧、脳卒中、白内障 緑内障などの併存疾患がMCIの危険因子であった。

・さらに因果推論によって、MCIに至る5つの原因、排便、脳卒中、教育歴、果物摂取、脳卒中や白内障 緑内障をともなう高血圧、が仮説としてあがり、

・不活発な便通と脳卒中の既往の2つでMCI発症確率の60%の説明がついた。


活発な排便と頻回な果物摂取は軽度認知障害のリスクを下げた。いっぽう脳卒中の既往、白内障や緑内障をともなう高血圧はそのリスクを上げた。排便と果物摂取の頻度改善が認知症予防になると考えられた、


というおはなし。
排便頻度 果物摂取頻度と軽度認知障害



感想:

便秘と認知障害の関係は新鮮だわ。




ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *