元
Fatal and Nonfatal Events Within 14 days After Early, Intensive Mobilization Poststroke
2020 11月 オーストラリア
超早期リハビリテーションの効果と安全性の臨床試験(AVERT:a very early rehabilitation trial)の新たな解析結果があきらかになったそうな。
AVERTは脳卒中後24時間以内に早期離床をうながし、立ったり座ったりの訓練を課すVEM(very early mobilization)群と通常ケア群についての国際的ランダム化比較試験であった。
訓練は14日間継続された。
今回、14日間の致死的または非致死的な重大有害事象との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・1054人がVEM群、1050人が通常ケア群に割り付けられた。・14日目までにVEM群で48人、通常ケア群で32人が死亡した。・このときのVEM群の死亡リスクは通常ケア群の1.76倍に相当した。・さらに脳卒中の進行はVEM群でおおかった。・とくに80歳以上の脳内出血患者で死亡しやすかった。・非致死的な重大有害事象については差は認められなかった。
脳卒中患者への早期離床をうながした群で死亡率があきらかに高かった。これはクラスⅠのエビデンスに相当する、
というおはなし。
感想:
この事実は さいきん突然にわかったことではなくて、
このブログだけでもすでにこれだけ↓記事にしてきた。
