元2020 11月 イタリア
100%フルーツジュース(100%FJ)は果物そのものよりも食物繊維が少なく、高カロリーになることから脳卒中など心血管疾患との関連が注目されている。
最近の調査では国際的な食事ガイドラインに沿わない結果も得られている。
そこで、100%FJの摂取量と心血管疾患リスクとの関連についてメタアナリシスをこころみたそうな。
2019年8月までの関係する研究を厳選し、データを統合 再解析したところ、
次のことがわかった。
・合計21件の前向き研究と35件のランダム化比較試験がみつかった。・用量反応として、1日200mlまでは100%FJ摂取と心血管イベントとの間に直線的でない有意な逆相関が認められた。・冠動脈疾患や糖尿病には関連は認められなかった。・100%FJの摂取は収縮期 拡張期血圧の改善にあきらかな効果を示した。・体重や血中の脂質 糖代謝に影響はなかった。
100%フルーツジュースは心血管疾患リスクを上げるものではなく、むしろ脳卒中リスクを下げる効果があった。これは血圧低下が理由と考えられる、
というおはなし。
感想:
フルーツジュースの記事はいままでなかった。