元2020 11月 日本
日本人の高齢化にともない一人暮らしまたは配偶者とのみ同居の世帯が増えている。
これらが脳梗塞患者の短期予後に影響するものか、くわしくしらべてみたそうな。
2014-2019の急性脳梗塞患者の記録について、
一人暮らし、
配偶者とのみ同居、
その他(例:息子や娘が追加)、
で分類し、
退院時のmRSスコアとの関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・患者365人のうち、一人暮らし30%、配偶者とのみ同居36%、その他33%、だった。・心原性塞栓症は その他 よりも一人暮らしで高頻度(18.2% vs. 30.6%)でみられた。・mRSスコアが1ランク以上悪化した者は、一人暮らし79.3%、配偶者とのみ同居72.2%、、その他59.5%、だった。・関連リスク因子で調整後、その他 と比べたときのmRS悪化のリスクは、一人暮らし2.90、配偶者とのみ同居1.83 だった。