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2020年11月14日

リウマチ性疾患のあるくも膜下出血の特徴

2020  11月  日本


くも膜下出血の85%は動脈瘤の破裂により起こる。

リウマチ性疾患では自己免疫のはたらきにより、全身性の炎症がおきて動脈硬化がすすみ破裂のリスクが高まる可能性がある。

しかし、リウマチ性疾患をともなうくも膜下出血の特徴はよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。



2001-2018年の長崎くも膜下出血データベースの5066例からリウマチ性疾患を有する患者を抽出して解析したところ、



次のことがわかった。

・102例(2.0%)がリウマチ性疾患だった。

・彼らに独立して関連する因子とオッズ比は、女性(OR 3.38)、高血圧(OR 0.6)、家族歴(OR  0.18)、小動脈瘤(OR 1.50)、多発性動脈瘤(OR 1.69)、だった。


くも膜下出血のうちリウマチ性疾患のある患者は2%いた。かれらは高血圧や家族歴がすくなく、小さな多発性の動脈瘤が特徴だった、


というおはなし。
小脳動脈瘤



感想:

炎症と瘤の破裂に関係して↓。




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