元2021 1月 台湾
脳卒中やTIA後の睡眠障害の正確な有病率は未だあきらかになっていない。
そこで、これまでの研究から脳卒中後の各時期における睡眠呼吸障害、不眠症、周期性四肢運動、むずむず脚症候群の有病率をくわしくしらべてみたそうな。
2019年12月18日までの関係する研究から、
64047人を対象とした169件についてメタアナリシスを試みた。
次のことがわかった。
・脳卒中の急性期では、軽度、中等度、重度の「睡眠呼吸障害」の有病率はそれぞれ、66.8%、50.3%、31.6% だった。・亜急性期では、軽度、中等度、重度の「睡眠呼吸障害」の有病率はそれぞれ、65.5%、44.3%、36.1% であった。・慢性期では、軽度、中等度、重度の「睡眠呼吸障害」の有病率はそれぞれ、66.2%、33.1%、25.1% だった。・「不眠症」の有病率については、急性期、亜急性期、慢性期でそれぞれ、40.7%、42.6%、35.9% だった。・「周期性四肢運動」の有病率については、急性期、亜急性期、慢性期でそれぞれ32.0%、27.3%、48.2% だった。・「むずむず脚症候群」の有病率については、急性期、慢性期で10.4%および13.7%であった。