元2021 1月 オランダ
脳小血管病(白質病変、ラクナ梗塞、微小出血など)の進行を抑えるための身体活動の影響についてはよくわかっていない。
そこで、9年のフォロー期間をとおして身体活動と脳小血管病との関連を臨床的 画像的にくわしくしらべてみたそうな。
503人の脳小血管病患者について、
身体活動を2006、2011、2015年に評価した。
この間の総死亡、脳卒中、およびMRIでの脳小血管病の程度との関連を解析した。
次のことがわかった。
・患者の平均年齢は66歳だった。・身体活動レベルが高いほど、総死亡リスクが低く、脳卒中リスクも低かった。・しかし、身体活動と新たなラクナ梗塞の発生や脳小血管病の進展との関連は認められなかった。
9年間の追跡調査で、定期的な身体活動はMRIで確認できる脳小血管病の進展とは関連がなかった。しかし高レベルの身体活動は総死亡率と脳卒中発生率の低下に関連していた、
というおはなし。
感想:
丈夫なひとが元気にしているだけかもしれんし。
