元2020 12月 スウェーデン
食事は脳卒中など心血管疾患のリスクを変えうる因子のひとつである。
しかし、砂糖の摂取量との関連についての研究はすくない。
そこで、砂糖の摂取源となる食事の種類別に、脳卒中や冠動脈疾患、心房細動などとの関連をくわしくしらべてみたそうな。
スウェーデンの住民25877人に食事調査をおこなった。
心血管疾患の発生をおよそ20年間フォローして砂糖の使用状況との関連を解析した。
次のことがわかった。
・この間に、脳卒中2580例、冠動脈イベント2840例、心房細動4241例、大動脈狭窄669例があった。・総エネルギー量の20%を超える砂糖摂取は冠動脈疾患リスクや脳卒中リスクの増加と関連していた。・砂糖摂取量が最小のグループは心房細動と大動脈狭窄リスクがもっとも高かった。・週に8回以上の加糖飲料は脳卒中リスクと関連しているいっぽう、・甘いおやつが週に2回以下のとき脳卒中、冠動脈イベント、心房細動のリスクがもっとも高かった。
総カロリーの20%を超える砂糖や週8回以上の加糖飲料は脳卒中リスクの増加と関連していた。しかし甘いおやつの頻度は脳卒中リスクと逆相関にあった、
というおはなし。
Treats:おやつの回数と脳卒中リスク
感想:
上のグラフみると甘いおやつ(タルト、チョコ、アイスクリームなど)は毎日摂るほうがいいみたい。
トータルカロリー20%の砂糖は、
たとえば食事トータル2500キロカロリーのときその20%は500キロカロリー。砂糖1g4キロカロリーだから砂糖126gが500キロカロリー。
ポカリスウェットなら500mL1本は砂糖30g入りなので4本ぶんに相当する。
人工甘味料系の食品は摂っちゃだめよ。↓