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2021年2月27日

被殻-尾状核-視床が梗塞の子どもの特徴

2021  2月  中国


子どもは心身の発達過程にあり、脳卒中になった場合その80%にはなんらかの障害が残り持続するという。

そこで、脳梗塞で大脳基底核に損傷を負った子どもの身体的 精神的予後について、くわしくしらべてみたそうな。



大脳基底核が梗塞の1ヶ月-15歳の子どもの記録109例について、

梗塞部位が、
被殻のみ、被殻と尾状核、被殻と視床、
の3グループに分類して、

mRSスコアおよび6歳以上の子どもを不安評価のSCAS-Pスコアで6-19年フォローした。



次のようになった。

・被殻のみグループ50人、尾状核グループ21人、視床グループ38人 を対象とした。

・mRSスコアはすべて2以下、平均0.62で、グループ間に有意差はなかった。

・尾状核グループでは21人中3人(14.2%)で利き手を替えており、この割合は他のグループよりも有意に高かった。

・視床グループでは不安を示すスコアが有意に高かった。


大脳基底核の梗塞の子どもの予後は良好だった。しかし手の巧緻性や不安症の障害をもつ可能性があった、


というおはなし。
子ども脳梗塞と不安


感想:

MRIの画像はもらっておくべき。もしくはスマホで画面をキャプチャしておこう。





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