元2021 2月 中国
子どもは心身の発達過程にあり、脳卒中になった場合その80%にはなんらかの障害が残り持続するという。
そこで、脳梗塞で大脳基底核に損傷を負った子どもの身体的 精神的予後について、くわしくしらべてみたそうな。
大脳基底核が梗塞の1ヶ月-15歳の子どもの記録109例について、
梗塞部位が、
被殻のみ、被殻と尾状核、被殻と視床、
の3グループに分類して、
mRSスコアおよび6歳以上の子どもを不安評価のSCAS-Pスコアで6-19年フォローした。
次のようになった。
・被殻のみグループ50人、尾状核グループ21人、視床グループ38人 を対象とした。・mRSスコアはすべて2以下、平均0.62で、グループ間に有意差はなかった。・尾状核グループでは21人中3人(14.2%)で利き手を替えており、この割合は他のグループよりも有意に高かった。・視床グループでは不安を示すスコアが有意に高かった。