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2021年2月26日

右半球脳卒中の情動認識障害はひきこもりのはじまり

2021  2月  アメリカ


他人の感情を正確に認識し、それに反応することは社会的コミュニケーションに不可欠であり、とくに脳卒中経験者にとっては人と強固な関係を築くうえで重要である。

情動認識は右の上側頭回と下前頭回の皮質に関係していて、右脳の脳卒中によって影響されることがわかっているので、さらに社会的健全性にまで影響するものか、くわしくしらべてみたそうな。



発症後6ヶ月以上たつ右半球脳卒中18人と健康な21人について、

GENEVA情動認識テストを行い、社会的/非社会的活動への関与と社会支援レベルについて聞き取りした。



次のことがわかった。

・右半球脳卒中は情動認識の精度低下と関連していたが、すべての患者に障害が認められたわけではなかった。

・情動認識障害は社会的活動の喪失と関連していたが、脳卒中の重症度や他の活動との関連は見られなかった。

・情動認識障害は患者が経験する社会的支援の減少とも関連していた。


右半球の脳卒中は情動認識障害と関連していて、ひきこもり(social withdrawal)の前兆であると考えられた、


というおはなし。
social withdrawal


感想:

右脳出血だったから関心あるんだこのテーマ。








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