元2021 2月 日本
海藻は食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富であり、これらの成分は血圧や血中脂質、血糖、体重、に影響すると考えられている。
これまで、海藻と脳卒中など心血管疾患との関連を調べた研究はすくないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。
日本の4地域を対象とした Circulatory Risk in Communities Study (CIRCS)調査では、
1984-2000年時点で、心血管疾患の既往のない40-79歳の男女6169人を対象とした。
食事調査では海藻摂取量を 、0, 1-5.5, 5.5-15, ≥ 15 g/日の4段階に分類し、のちの心血管疾患との関連を解析した。
次のようになった。
・これまでに523例の心血管疾患があった。脳卒中369例、冠動脈疾患154例だった。・海藻類の摂取量は男性では全脳卒中および脳梗塞リスクと逆相関にあったが、女性では相関はみられなかった。・他のリスク因子で調整後、海藻摂取量がゼロ群に比べもっとも多い群では、全脳卒中リスクが0.63倍、脳梗塞リスク0.59倍だった。・海藻摂取量と脳内出血、くも膜下出血、冠動脈疾患との関連は男女ともに認められなかった。
