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2021年2月4日

血糖値が高いとくも膜下出血は起きない

2021  2月  韓国


糖尿病は心血管系、脳血管系への障害リスクを高める代謝性疾患である。

さいきん、糖尿病患者で大動脈瘤の有病率と破裂率が低いとする報告がいくつかある。

そこで、糖尿病とくも膜下出血の関係についてくわしくしらべてみたそうな。



韓国の健診データベースから、
2003年時点で脳卒中歴のない421768人についてくも膜下出血の発生を2015年までフォローした記録を解析した。



次のことがわかった。

・参加者の糖尿病の有病率は9.6%だった。

・フォロー期間中に1039人がくも膜下出血になった。

・糖尿病がある者のくも膜下出血リスクはあきらかに低く、糖尿病でない者の0.68倍だった。

 ・空腹時血糖値もまた くも膜下出血リスクと逆の関連があり、1mmol/L上昇するごとにリスクは10%減少した。



糖尿病および空腹時血糖値の上昇はくも膜下出血リスクと逆に関連していた、


というおはなし。
空腹時血糖値とくも膜下出血リスク


感想:

糖尿病のくも膜下出血予防メカニズムとして、血管壁が硬くなるため膨らみにくい破れにくい、たんぱく質分解酵素が少ない、ライフスタイル、血糖降下薬の働き、などをあげている。

 糖尿病がクモ膜下出血の予防になる理由

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