元2021 2月 日本
緑茶とコーヒーの摂取が脳卒中など心血管疾患経験者の死亡率におよぼす影響はわかっていないので、日本人でくわしくしらべてみたそうな。
1988年時点で40-79歳の46213人(脳卒中経験者478人、心筋梗塞経験者1214人を含む)を2009年までフォローした記録を解析した。
次のことがわかった。
・18.5年前後の間に9253人が死亡した。・緑茶の摂取は脳卒中や心筋梗塞の経験者の総死亡率と逆相関にあった。・とくに脳卒中経験者の死亡リスクは、ほとんど飲まない者にくらべ、週に1-6杯で0.73倍、1日7杯以上では0.38倍だった。・脳卒中歴の無い者ではこの逆相関は見られなかった。・コーヒーの摂取は、脳卒中歴の無い者で総死亡率と逆相関にあり、・ほとんど飲まない者にくらべ、週に1-6杯では0.86倍、1日2杯以上では0.82倍だった。・脳卒中経験者については、コーヒー摂取量と総死亡率に このような関連は認められなかった。
緑茶摂取は総死亡率と逆相関にあり、とくに脳卒中経験者で顕著だった。コーヒーは脳卒中歴の無い者でのみ逆相関が見られた、
というおはなし。
感想:
つまり緑茶は再発予防、コーヒーは一次予防に向いているのでは、、ってこと。
