元2021 4月 イタリア
本態性高血圧症と慢性閉塞性肺疾患(COPD)はしばしば同一患者に併存する。
そこで、高血圧患者にCOPDが加わったときの脳卒中など心血管疾患のリスクをくわしくしらべてみたそうな。
高血圧の患者1728人について、心血管疾患を57ヶ月間フォローして、COPDの有無別に関連を解析した。
次のことがわかった。
・この間に205件の心血管イベント(心筋梗塞117人、脳卒中77人、心血管死11人)がおきた。・COPDを有する高血圧患者では、呼吸器疾患を有しない高血圧患者にくらべて心血管イベントがおおかった。・高血圧症にCOPDが加わると、脳卒中の発症率は約10倍に増加した。・心筋梗塞についても同様の傾向がみられた。
高血圧患者が慢性閉塞性肺疾患COPDを併発すると、脳卒中や心筋梗塞のリスクがあきらかに増加した、
というおはなし。
感想:
COPDは40歳以上の約9%にみつかるという。
知人にCOPDで亡くなったひとがいるけれど、喫煙歴はなしスポーツが趣味だった。
だからCOPDたばこ原因説は信じていない。