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2021年5月7日

Stroke誌:脳梗塞での降圧薬の再発予防効果

2021  4月  イタリア


脳梗塞のおよそ30%は、前回の脳卒中やTIAのあとに発症する。

高血圧は脳卒中の発症と再発のもっともおおきなリスク因子の1つである。

脳梗塞の再発予防のガイドラインでは、ほとんどの患者に降圧薬の使用を勧めている。

しかし、これらの推奨根拠は脳梗塞と脳出血の患者を対象としたメタアナリシスから得られたものであり、これらの2つの病態は本来異なるものと考えられる。

そこで、脳梗塞とTIA患者の再発予防のための降圧薬のエビデンスをまとめるためにメタアナリシスをこころみたそうな。



2020年1月までの降圧薬効果のランダム化比較試験を対象に厳選して、データを統合 再解析した。



次のようになった。

・脳梗塞またはTIA患者33744人を含む8件の研究がみつかった。

・平均フォロー期間は25ヶ月だった。

・なんらかの降圧薬を使用している群の脳卒中再発者の割合は7.9%(脳梗塞7.4%、脳出血0.6%)だったのに対し、プラセボ群の再発者は9.7%で、絶対リスク差は-1.9%だった。

・死亡率の絶対リスクに両群で有意な差は見られなかった。


脳梗塞またはTIA患者での降圧薬の使用は、脳卒中の再発リスクを1.9%減少させる、


というおはなし。
血圧測定
感想:

1.9%も効果がある。これはすごいのか?

2ヶ月ごとに病院での3時間待ち15秒診察に嫌気がさして、降圧薬を飲む間隔を徐々にあけていったら「これ必要ないな、、」と気づいて6年まえに病院通いをきっぱりとやめた。




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