元2021 5月 中国
習慣的ないびきと脳卒中など心血管疾患との関連を示すエビデンスはかぎられている。
心血管疾患の種類別、年齢層別にいびきとの関連を大規模にしらべてみたそうな。
中国10地域の30-79歳 50万人が登録されている Kadoorie Biobank 研究の記録をもちいた。
脳卒中や冠動脈疾患の既往がなく、習慣性いびきの有無を確認できた489583人を対象とした。
次のようになった。
・10年ほどのフォロー期間中に、130935人が心血管疾患になった。・習慣性のいびきと心血管疾患との関連は年齢により異なった。・調査開始時に50歳未満の者では、習慣性のいびきは心血管疾患リスクの増加と関連していた。・このときのリスクは、虚血性心疾患1.18倍、脳梗塞1.12倍、脳出血1.05倍だった。・50-64歳ではこの関連は非常に弱く、65歳以上では有意な関連は認められなかった。・これらの傾向は、性別や肥満度によらなかった。
習慣性のいびきは心血管疾患、とくに虚血性心疾患と脳梗塞のリスク増加と関連していたが、脳出血との関連はなかった。これらの関連はおもに50歳未満に限られていた、
というおはなし。
感想:
脳出血はしんぱいしなくていいのか。
