元2021 6月 ギリシャ
COVID-19は主に呼吸器系の疾患であるが、神経系の症状(無嗅覚、味覚障害、脳症、脳梗塞、脳出血、ギランバレー症候群など)が出ることもめずらしくない。
脳内出血はまれではあるが、COVID-19の合併症として知られている。
脳内出血には、高血圧や抗凝固薬などのリスク因子がないのに発生する原発性と、脳梗塞からの出血性変化などの二次性のものがある。
そこで、COVID-19患者における脳内出血の特徴をしらべるためにナラティブレビューをこころみたそうな。
36件の研究を対象とした。
次のことがわかった。
・217例の頭蓋内出血のうち、188例が脳内出血だった。・原発性、二次性いずれの発生率もひくく、8件の研究のCOVID-19患者43137人のうち0.25%が脳内出血になった。・患者の年齢中央値は58歳で、男性が64%だった。・患者の75%は抗凝固薬を使用しており、52%は高血圧だった。・ほとんどが脳葉への出血で、深部の大脳基底核の出血は7例のみで、高血圧が病因とは考えにくかった。・死亡率は52.7%だった。
医師は、重症のCOVID-19患者が抗血栓薬を使用していた場合、脳内出血の可能性を強く疑うべきである、
というおはなし。
感想:
コロナによる出血はスパイクタンパクが原因とする説があって、
スパイクタンパク単体が血管内皮を傷つけるという報告もあがっている。
スパイクタンパクはワクチン接種者の体内で量産されるから、サラサラ薬飲んでる人が注射を受けるとコロナに感染していなくても、、、
