元2021 7月 韓国
肥満は脳卒中のリスク因子であるが、生存率は肥満患者のほうが高いとする いわゆる「肥満パラドックス」が報告されている。
脳卒中後の認知機能障害への肥満の影響についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
335人の急性脳梗塞患者について、
3ヶ月後に認知機能検査MMSEおよび前頭葉機能である実行機能や言語流暢性についての評価を行い、患者BMIの四分位ごとの関連を解析した。
次のことがわかった。
・BMIがもっとも低い群では他の群にくらべて、全体的な認知機能が有意に低かった。・BMIがもっとも高い群では標準BMI群にくらべて言語流暢性があきらかに低かった。