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2021年9月25日

超早期リハビリと、ウルトラ早期リハビリの違いとは

2021  8月  中国


急性脳卒中患者への早期リハビリテーションに適した介入タイミングについてはいまだよくいわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。



2013-2015年の脳梗塞患者について、

発症後72時間以内に介入する ウルトラ早期リハビリ群と

発症後72時間から7日後に開始する 早期リハビリ群にわけ、

1ヶ月後、3ヶ月後の神経症状の重さNIHSS、自立度BI、運動機能FMA を評価した。



次のようになった。

・患者41人がウルトラ早期リハビリ群、45人が早期リハビリ群だった。

・介入前は両群に差はなかった。

・1,3ヶ月後のNIHSS、BI、FMAスコアいずれもウルトラ早期リハビリ群で有意に改善していた。

・交絡因子を調整しても両群間にはあきらかな差があった。


発症後72時間以内に介入するウルトラ早期リハビリテーションがとても有効であった、


というおはなし。
早期リハビリテーション


感想:

用語の定義に疑問をもったのでとりあげた。

これまで、24時間以内の介入を超早期(very early)と呼び、72時間までを早期と呼んでいた。

超早期介入は、いくつもの研究で危険かつ効果なしと結論されている↓。













ところが、中国では72時間以内の介入を ウルトラ早期(ultra early)と呼ぶようだ。

もうすこし早くなると、スーパー早期(Super early)になるらしい。

中国流の時間解釈を取り入れれば、「リハビリは早いほうがいい」とするこれまでの主張をつづけることができそうである。

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