元2021 11月 中国
脳卒中後の肩の痛みは通常、脳卒中から2週間-2ヶ月以内に現れる一般的な合併症であり、
中枢性疼痛、複合性局所疼痛症候群、痙縮や亜脱臼による痛み、の3つが原因として考えられている。
脳卒中後の肩の痛みの発生率、有病率について、地理的、経時的な傾向をくわしくしらべてみたそうな。
2020年までの関係する研究を厳選してデータを統合 再解析した。
次のようになった。
・21の研究がメタアナリシスの対象となった。・前向き研究での脳卒中患者3496人の肩の痛み発生率は29%だった。・横断研究での脳卒中患者3701人の肩の痛み有病率は33%だった。・肩の痛みの発生率と有病率は地域や国によりおおきく異なり、・経時的にその発生率は30%前後で変動しており、有病率は減少傾向にあった。
脳卒中後の肩の痛みの発生率は30%前後で、有病率は地理的な違いによって影響を受ける可能性がある、
というおはなし。
感想:
症状にたいして、なんらかの策を施しているような国では患者はそれなりに満足して有病率が低い、ってこと。