元2021 11月 日本
牛乳にはカリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれており、これらは血圧を下げる効果が報告されている。
日本での牛乳摂取は戦後に学校給食ではじまった比較的あたらしい食習慣であり、欧米にくらべてその消費量はかなり少ない。
脳卒中リスクとの関連性も報告されてはいるが欧米のものがほとんどである。
そこで、日本人について牛乳摂取頻度と脳卒中発症率との関連をくわしくしらべてみたそうな。
いわて県北部住民を対象として、
40-69歳で心血管疾患のない14121人の男女を10年ほどフォローした。
アンケートから得られた牛乳(ヨーグルトを含む)摂取頻度と脳梗塞 脳出血との関連を解析した。
次のようになった。
・この間に478人の脳卒中が確認された。・女性で、牛乳摂取頻度が週に2カップ未満と比較して、7-12カップでは、脳梗塞リスクが0.53倍とあきらかに低かった。・男性で有意な関連は認められなかった。
