元2021 11月 オーストラリア
身体意識(body awareness)は生理的状態、感覚認識、動作、の相互作用プロセスと考えられ、個人によって異なる。
脳卒中後の身体意識の障害は珍しくなく、回復におおきな影響を及ぼすと考えられる。
身体意識の回復の経時的な変化についてはほとんどわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
脳卒中急性期の患者105人を選び、1,3,6ヶ月後の感覚、身体意識、運動機能、自己効力感、QoLをフォローした。
身体意識は、
"Body Perception Disturbance":BPDと
"Multidimensional Assessment of Interoceptive Awareness":MAIAで評価した。
次のようになった。
・感覚や身体意識の回復のほとんどは脳卒中後1ヶ月以内に起きていた。・感覚と身体意識は運動障害や自己効力感、QoL、脳卒中の臨床症状と関連していた。
脳卒中後の感覚や身体意識の回復は、最初の1ヶ月以内に起きていた、
というおはなし。
感想:
当初、身体の左側の部分が「完全に」感覚ゼロになった体験をしたので関心をもった。
たしかに感覚ゼロ状態は数週間しか続かなかった。
しかし、いまだに感覚(触覚、温覚、痛覚など)は鈍い。