元2021 12月 フィンランド
未破裂脳動脈瘤の有病率は、一般人では2-3%であるといわれている。
いっぽう女性のくも膜下出血の発症率は60歳代で男性を上回り、70-75歳で最高値を示す。
喫煙はくも膜下出血の危険因子であることから、「50-60歳代の女性喫煙者には小さな未破裂脳動脈瘤がおおく見つかるのではないか?」という仮説を立てて検証してみたそうな。
現在喫煙者であることがわかっている50-60代の女性158人に研究参加を募った。
次のようになった。
・50人が研究に参加する同意をした。・91%が閉経後で、21%が高血圧だった。・2人が一等血縁者に脳動脈瘤歴があった。・12%5人に未破裂脳動脈瘤がみつかり、サイズはそれぞれ2,2,3,3,7mmだった。・その後、7mmだった女性はクリップ手術を受け、残り4人は経過観察となった。
50-60歳代の喫煙女性には未破裂脳動脈瘤が10%以上の頻度で見つかる可能性がある、
というおはなし。
感想:
この層へ脳ドックのマーケティングをすれば、検査に来たひとの10人に1人が新規の患者顧客となり一生病院に通ってくれるようになるってこと。
しかし未破裂脳動脈瘤を塞ぐ手術をしたほうが死亡率が低いとするエビデンスはこの世に存在していないため、