元2021 4月 フィンランド
くも膜下出血のあとに別の未破裂動脈瘤がみつかった患者の、それら瘤の破裂リスクを長期にしらべてみたそうな。
計166個の未破裂脳動脈瘤を持つ患者131人について、その後の破裂、死亡をフォローした。
これら患者は1979年以前に未破裂脳動脈瘤が見つかった。当時、フィンランドでは未破裂瘤の治療は行われていなかった。
次のことがわかった。
・初回くも膜下出血の転帰GOSが中等度-重度の患者は、回復良好だった患者にくらべて未破裂脳動脈瘤の年間破裂率が低かった。(0.5% vs. 1.3%)・くも膜下出血の転帰が中等度-重度の患者は、回復良好患者よりも年齢が有意に高かった。・同様に、長期の累積破裂リスクも回復良好患者の0.39倍だった。
未破裂脳動脈瘤を一律に放置したこの研究では、初回くも膜下出血後に中等度-重度の障害をもつ患者の未破裂脳動脈瘤の破裂リスクは回復良好患者よりも60%低かった、
というおはなし。
感想:
このようになる理由の1つとして、
重症者は高齢であり、つぎの瘤が破裂するまえに天寿をまっとうしてしまうから、といってる。
ようするに瘤の破裂はめったに起きるものではないから、高齢者は合併症の危険を犯してまで治療する必要はないんじゃない?ってこと。