元2022 1月 スイス
経口の抗凝固薬は、心房細動患者等への脳梗塞予防に用いられる。
しかしこの予防治療にもかかわらず、脳梗塞や脳内出血を起こすことがある。
治療に失敗して生じた脳梗塞や脳内出血を直接比較した研究は少ないのでくわしくしらべてみたそうな。
2014-2020年のシングルセンターNOACISP研究から、経口抗凝固薬治療中に脳卒中になった734例を対象にした。
次のことがわかった。
・82%が急性脳梗塞またはTIAに、18%が脳内出血だった。・急性脳梗塞またはTIAには、それらの既往、脂質異常、腎機能低下が関連していた。・脳内出血には、それの既往、高血圧、脂質降下薬、白質病変が関連していた。
抗凝固薬治療中の脳卒中患者の内訳は、8割が脳梗塞で2割が脳内出血だった。再発可能性または動脈硬化、小血管疾患が危険因子だった、
というおはなし。
感想:
脳内出血の既往のある患者に抗凝固薬を飲ませるほどに薬を信頼していても、脳梗塞の再発を防げないことが多分にあるってこと。