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2022年3月17日

脳梗塞の再発で可笑しくないのに笑うようになった例

2022  2月  アメリカ


スードバルバーアフェクト(情動調節障害:PBA)は不本意で大げさな泣きや笑いが制御不能に頻発することを特徴とする感情表現の障害である。

脳卒中患者の20%が6ヶ月以内に、12%が6ヶ月以降にPBA症状を示すという報告もある。

脳卒中の再発のあと、家庭内暴力と不本意な泣き笑いのPBA症状を示した男性がいたそうな。



次のことがわかった。

・48歳の男性は2018年に左脳基底核の梗塞で入院。

・2019年に再び入院し、左前頭葉に梗塞がみつかる。

・入院中に不本意な笑いがみられ、PBAが疑われた。

・退院して3ヶ月後に救急外来にはこばれてきた。

・パートナーによると患者の性格が変わり、暴力を振るわれたという。そして警察が彼を保護した。

・投薬治療を受けたが改善せず、

・2020年から2021年にかけてたびたび病院を訪れた。

・この間も本人の気分とは一致しない制御不能な笑いが発作的に起きていた。

・その後、精神科にかかり複数の薬の組み合わせで笑い発作と攻撃的行動が改善した、


というおはなし。
情動調節障害

感想:

脳卒中やったら常にじぶんの行動を省みないと基地外あつかいされてしまうな。


スードバルバーアフェクトと感情失禁は同じものとおもっていたけど、

前者は本人の気持ちとは一致しない感情表現をすることがおおく、

後者は単に感情を抑えられない状態、という違いがあると理解した。











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