元2022 4月 中国
嚥下障害は脳卒中患者の37-78％に起きるという。
ビタミンCの酸味は舌を刺激して唾液を分泌し、嚥下動作を促す可能性がある。
そこで、脳卒中で嚥下障害の患者へのビタミンCリハビリの効果を検証してみたそうな。
脳卒中で嚥下障害の患者120人をランダムに通常リハビリ群とビタミンCリハビリ群に分けた。
2週間の介入ののち、水飲みテストと嚥下造影検査をおこない比較した。
ビタミンC群では1日0.2g相当のビタミンCタブレットを粉末にしたものを、綿棒または自身の指に付けて舌の両脇を刺激しながら唾液を飲み込む練習を15分間おこなった。
次のようになった。
・通常リハビリ群にくらべてビタミンC群の水飲みテストおよび嚥下造影検査の結果は有意に改善した。・さらに血中ヘモグロビン、アルブミン、総蛋白、免疫グロブリンIgA、IgM、IgGも顕著に増加した。
ビタミンCの酸味刺激は嚥下障害をもつ脳卒中患者のリハビリを促し、栄養状態と免疫機能も改善する、
というおはなし。
感想：
すっぱいだけなら梅干しでいいけど、ビタミンCのほうがいろいろとよさそう。