元2022 6月 中国
脳内出血の死亡率は脳梗塞よりもずっと高く 36–46%と言われている。
血腫拡大、脳浮腫、脳室内出血で水頭症、けいれん発作、などが死亡率に影響する合併症と考えられている。
これらのうちけいれん発作は、30日内に8%が経験するとされているが、臨床転帰や死亡率との関連があきらかになっていないので、メタアナリシスをこころみたそうな。
2021年12月までの脳内出血後のけいれん発作と死亡率に関係する研究を厳選し、
データを統合 再解析した。
次のことがわかった。
・患者245908人を含む13の研究がみつかった。・脳内出血後のけいれん発作と脳内出血死亡率とのあいだに有意な関連は認められなかった。
これまでの研究から、脳内出血後のけいれん発作は患者の死亡率の上昇とは関連しないことがあきらかになった、
というおはなし。
感想:
脳内出血患者への抗てんかん薬が機能改善となんの関連もないことがさいきんのメタアナリシスであきらかになっていることを考えると、
今回の結果はさもありなん、って言ってる。
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