元2022 7月 スウェーデン
動脈瘤性くも膜下出血の発症率は10万人あたり6-9人と低いものの、発症年齢は若く死亡率が高い。
生存者のおおくが認知障害を示すという。
そこで、くも膜下出血の長期転帰について複数の指標をもちいてくわしくしらべてみたそうな。
動脈瘤破裂によるくも膜下出血患者を対象とし、
つぎの4つの指標にもとづき
extended Glasgow Outcome Scale,
Life Satisfaction Questionnaire,
Mayo-Portland Adaptability inventory-4,
Mental Fatigue scale.
1年後と3年後を評価した。
次のことがわかった。
・1年後62人、3年後54人を評価できた。・3年後、15%が転帰改善し、12%は悪化した。・1年後から3年後にかけて、37%で記憶力の、35%が注意・集中力の低下を示した。・1年後57%に、3年後54%に「精神的疲労」が認められた。・60歳未満では頭痛を訴える者がおおかった。・急性期に遅発性脳梗塞を起こした者は3年後の生活上の不満がおおきかった。