~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2022年7月22日

歩行ペースと脳卒中の因果関係

2022  6月  中国


ウォーキングの健康効果の研究のおおくは歩行時間や歩数にフォーカスされていることがおおい。

歩行ペースが脳卒中など心血管疾患リスクの予測因子であるとする報告もあるが、その因果関係はあきらかでないので、メンデルランダム化解析でくわしくしらべてみたそうな。



45万人のゲノムワイド研究から、自己申告の歩行ペースと関連の強い一塩基多型75個を選び、

心血管疾患についてのアウトカムデータをMEGASTROKEおよびFinnGenコンソーシアムのデータベースを使用して関連を解析した。



次のことがわかった。

・歩行ペースと、心房細動、心不全、全脳卒中、脳梗塞、心原性脳塞栓症との間に逆相関が認められた。

・しかし、歩行ペースと主幹動脈アテローム性梗塞とラクナ梗塞との間には因果関係は認められなかった。


遺伝的に予測される歩行ペースが速いと、心房細動、心不全、全脳卒中、脳梗塞、心原性脳塞栓症のリスクが低い。推奨歩行ペースを上げるようガイドラインを修正したほうがいい、


というおはなし。
歩行ペースのメンデルランダム化解析の図


感想:

生まれつき丈夫で元気な人が病気にならず速く歩いているだけ、

ではないって言いたいみたい。

意識的に一生懸命グイグイあるく人は心臓がらみの脳卒中が起きにくいようだ。




ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *