元2022 6月 中国
脳卒中後の疲労は主観的な疲労であり、休息をとっても改善しない。
そのメカニズムはいまだ不明である。
病変位置との関連についてのこれまでの研究は解剖学的正確さに欠けているので、VLSM法をもちいてくわしくしらべてみたそうな。
2017-2020年、中国科学技術大学病院の急性脳梗塞患者を対象とし、
疲労スコアと3テスラMRI画像でのボクセルベース病変症状マッピング(VLSM)を適用して関連を解析した。
次のことがわかった。
・患者361人のうち、急性期の39.3%、6ヶ月後の35.8%が疲労と診断された。・VLSM解析の結果、右視床に関連の強い領域が認められ、・とくに6ヶ月後の疲労重症度と有意に関連していた。