元2022 8月 中国
睡眠時間が短くても長くても脳卒中など心血管疾患が起きやすくなるとする報告が少なくない。
これらの関連を確かめるためのランダム化比較試験は実施困難であり、因果関係は不明なままである。
そこで、睡眠時間と心血管疾患との因果関係をしらべるために実行されたメンデルランダム化解析のこれまでの研究について、さらにメタアナリシスをこころみたそうな。
次のようになった。
・11件のメンデルランダム化解析論文がみつかった。4件の観察研究のメタアナリシスも参考にした。・遺伝的に予測される短時間睡眠は、冠動脈疾患、心不全の原因と考えられたが、脳卒中（脳梗塞と脳出血）との因果関係はみられなかった。・観察研究では長い睡眠時間は脳卒中や冠動脈疾患と関連していたが、・メンデルランダム化解析によると長時間睡眠は脳卒中や冠動脈疾患の原因ではなかった。・最近のメンデルランダム化解析研究では、長時間睡眠はむしろ心血管疾患のリスク低下を示していた。
メンデルランダム化解析のメタアナリシスによれば、長時間睡眠が脳卒中の原因とは考えられない、
というおはなし。
感想：
睡眠大好きなのに、どういうわけか7時間睡眠がベストでそれより長いと脳卒中になりやすいって結論ばかりでうんざりしていた。
これで安心して好きなだけ眠れる。
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