元2022 8月 中国
脳内出血の1ヶ月死亡率は40%で、治療戦略としての開頭術による血腫除去または保存療法の選択については、どちらがすぐれているか結論がでていない。
そこで、これまでの患者実績からどちらの治療が転帰の改善に適しているものか、くわしくしらべてみたそうな。
2018-2019年の大脳基底核の出血(25-40ml)患者の記録883例について、
年齢、血腫体積、重症度のマッチする開頭術群と保存療法群
を抽出して12ヶ月後の転帰を比較した。
次のことがわかった。
・開頭術群27例、保存療法群27例が対象となった。・12ヶ月後の良好転帰の患者割合は、81% vs. 44% で保存療法群が有意に高かった。・肺炎発生率は開頭術群が有意に高かった。