元2022 7月 アメリカ
脳動脈瘤の発生には炎症が関わっていることがあきらかになっている。
自己免疫疾患である 全身性エリスマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群などに共通する全身性の炎症は、脳動脈瘤の発生に影響する可能性があるので これをたしかめてみたそうな。
2018-2021年に脳血管撮影を受けた患者の記録をみなおした。
次のことがわかった。
・190人の患者と469個の破裂または未破裂の脳動脈瘤が対象となった。・自己免疫疾患ありのケースで31人44個の動脈瘤がみつかった。・自己免疫疾患がある群の破裂動脈瘤サイズは、4.14 vs. 5.34mm で有意にちいさかった。・破裂と自己免疫疾患との間に有意な関連は認められなかった。・自己免疫疾患は破裂時のサイズのちいささと関連していた。ちなみに喫煙は破裂時のサイズがおおきいことと関連していた。・とくに、自己免疫疾患は7mm未満での破裂と独立に関連していた。
関節リウマチなどの自己免疫疾患は、脳動脈瘤の破裂そのものとは関連しないが、破裂時のサイズが小さいことと関連していた、
というおはなし。
感想:
コロナワクチン後に自己免疫疾患が激増していると、名古屋大学名誉教授 小島勢二医師が言ってたので関心をもった。