元2022 10月 アメリカ
脳血管攣縮はくも膜下出血によくみられる合併症であり、予後を悪化させると考えられている。
しかし、無症候性の脳血管攣縮の臨床的意義はよく理解されていない。
その頻度と機能的転帰についてくわしくしらべてみたそうな。
2016-2019年の脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の患者について、
経頭蓋ドップラーで脳血管攣縮を診断した。
次のことがわかった。
・平均年齢55、201人の患者を対象とした。・109人54%が脳血管攣縮を経験し、そのうち43人39%が無症状だった。・無症候性の脳血管攣縮は、脳血管攣縮のない患者にくらべて若年だった。・また、転帰不良や長期入院とも関連していなかった。
無症候性の脳血管攣縮は若年くも膜下出血患者におおくみられたが、機能転帰や入院期間との関連は認められなかった、
というおはなし。
感想:
それが起きると患者のおおくが亡くなったり重い障害を負うと脅しておきながら、
4割もが無症状っていったいどういうことなん?
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