元2022 9月 中国
お茶はフラボノイドの主な摂取源であり、フラボノイドには抗血栓作用や抗炎症作用があることがわかっている。
おおくの研究で、お茶をおおく摂るほど脳卒中など心血管疾患が起きにくくなることが示されている。しかし健康意識の高いひとがお茶を好んでいる可能性も小さくない。
そこで、お茶と心血管疾患の因果関係を推定するためにメンデルランダム化解析をこころみたそうな。
45万人が参加するゲノムワイド研究であるUKバイオバンクから、緑茶や紅茶をよく飲む人と関連の高い一塩基多型選び出し、
別の循環器疾患のゲノムワイド研究データベースをつかって、脳卒中、高血圧、心不全との関連を解析した。
次のようになった。
・お茶摂取に関連する41の一塩基多型を抽出した。・遺伝的に予測されるお茶の摂取量が1標準偏差ぶんおおいと、高血圧リスクは25%、心不全リスクは28%、脳梗塞リスクは29%低かった。・脳梗塞や心不全への効果は高血圧の改善が影響していると考えられた。
