元2023 2月 アメリカ
内頚動脈のブリスター(血豆状)動脈瘤はまれで、くも膜下出血の0.5-2%に見られ 治療が難しい。
いっぽう、新型コロナウイルス感染症による全身性の炎症が、解離性動脈瘤の増加と関連するという報告があるので、
パンデミック中のブリスター動脈瘤の有病率についてもくわしくしらべてみたそうな。
2017-2019年パンデミック前と、2021年のパンデミック最盛期でのくも膜下出血患者334人の記録を対象にした。
次のことがわかった。
・334人のうち86人が2021年、248人が2017-2019年の患者だった。・ブリスター動脈瘤の割合は、パンデミック前2% 5/248、パンデミック中8% 7/86 だった。・入院中にCOVID-19の患者はいなかった。・患者年齢、グレード、瘤の位置 大きさ、遅発性脳虚血の発生率に群間の差はなかった。
コロナパンデミック中のくも膜下出血患者には、内頚動脈の血豆状動脈瘤を有する割合があきらかに高かった。原因は不明、
というおはなし。
感想:
論文ではワクにはいっさい触れていないけど、ワクのせいだとおもう。
なぜなら岩手医大によると、ワク直後の3日間は「くも膜下出血発生率50倍」だから↓。
ワク後のブリスター動脈瘤破裂事例↓。