元2023 3月 カナダ
睡眠障害が将来の脳卒中の危険因子であることは知られているが、
脳卒中経験者における睡眠障害の有病率はよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
カナダ人の健康調査CCHS2017-2018のデータを使用した。
睡眠障害は、「起きているのがつらい」、「夜間の睡眠が5時間未満または9時間以上」、「入眠または睡眠維持の困難」、「さわやかな睡眠体験がない」、のいずれかとし、
脳卒中経験の有無との関連を解析した。
次のようになった。
・回答者46404人のうち682人が脳卒中経験者だった。・睡眠障害の有病率は、すべての項目で脳卒中経験者が高く、「起きているのが辛い」は13.0% vs. 6.1%、短時間または長時間睡眠は28.9% vs. 10.0%、入眠や睡眠維持困難は28.1% vs. 17.6%、爽快感の不足は41,1% vs. 37.1% 、であった。・すくなくとも1項目以上の睡眠障害を報告した割合は、脳卒中経験者が61.6%に対し、それ以外は48.2%だった。
こんな記事があった↓。
ついでに人工知能AIに訊いてみた。
私「脳卒中後の睡眠障害の有病率は?」
AI「脳卒中後の睡眠障害の有病率は、様々な研究によって異なりますが、一般的に高いとされています。特に、脳卒中の後遺症による身体的な不快感や精神的なストレスが、睡眠障害を引き起こすことが考えられています。
具体的な有病率については、研究によって異なりますが、以下にいくつかの研究結果を示します。
日本脳卒中学会が実施した調査によると、脳卒中患者のうち、睡眠障害を訴える人は約60%に上ると報告されています。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究によると、脳卒中を患った人のうち、約70%が睡眠障害を抱えているとされています。
韓国の研究によると、脳卒中患者のうち、睡眠障害を抱えている人の割合は約55%であると報告されています。
以上のように、脳卒中後の睡眠障害の有病率は、約50%から70%程度とされています。ただし、研究によって異なるため、一概には言えません。」