元2023 12月 アメリカ
米国人のスマートフォン所有率の増加は、これらの技術を病状管理に利用する機会を提供する。
また、スマートウォッチからの光電式脈波（PPG）記録を用いたアルゴリズムの開発は、心拍異常を検出する正確な方法であることが示されている。
そこで、心房細動検出のためにスマートウォッチを処方された場合に、事前ののスマートウォッチ所有が、不安、患者エンゲージメント、および健康関連QOLに及ぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。
Pulsewatch試験の記録を解析した。この臨床試験では、心房細動検出のためのスマートウォッチおよびスマートフォンアプリの組み合わせの精度を確立するために、脳卒中経験者120人を、心電図パッチモニター単独とランダムに割り付け比較した。
ベースライン時、14日後、44日後に、参加者は全般性不安障害調査、健康調査SF-12、消費者健康活性化指数を記入した。
次のことがわかった。
・96人の参加者が、研究用のスマートウォッチとスマートフォンを受け取る群にランダムに割り付けられた。・24人（25％）の参加者がすでにスマートウォッチを所有していた。・スマートウォッチを所有していた者は、これまでスマートウォッチを所有していなかった者と比較して、身体的健康の有意な増加を報告したが、不安、精神的健康、患者の能動性には差がなかった。
もともとスマートウォッチを所有していた脳卒中経験者は、研究期間中、不安、患者の能動性、精神的健康においてではなく、身体的健康においてより大きなプラスの変化を報告した、
というおはなし。
感想：
この種の機器に慣れ親しんでいる患者は、研究への参加意欲も高いのでより健康を感じるのかも、って書いてある。
血糖値がちゃんとわかるスマートウォッチがあればぜひ欲しい。