元2024 2月 アメリカ
客観的に短い睡眠時間を伴う不眠症(ISSD:Insomnia with objective short sleep duration)は、心血管代謝の問題すなわち高血圧や糖尿病などと関連している。
そこで、客観的または主観的な睡眠評価に基づく不眠症が、心血管/脳血管疾患(CBVD:cardiovascular and/or cerebrovascular disease)の新たな発症といった、より深刻な健康問題と関連しているかどうかをくわしくしらべてみたそうな。
CBVDがない1258名の男女(平均年齢48.3歳)を、平均9.21年追跡した。
CBVDは、脳卒中や心臓病とした。
不眠症は、睡眠上の不満が1年以上続いた状態とした。
睡眠不良は、入眠困難、睡眠維持困難、回復性のない睡眠、または早朝覚醒、とした。
客観的な短時間睡眠は、ポリソノグラフィに基づく6時間未満の睡眠とした。
主観的な短時間睡眠は、自己報告された睡眠時間の中央値、つまり7時間未満とした。
次のようになった。
・通常の睡眠時間の不満のない睡眠者と比較して、最も高いCBVD発生リスクは客観的睡眠時間の短い不眠症グループにあり、次に高かったのは客観的短時間睡眠で不満のない睡眠者であった。・睡眠不良者や通常睡眠時間の不眠症者(INSD:insomnia with normal sleep duration)では、CBVDの発生リスクは有意に増加しなかった。・最後に、主観的な短時間睡眠の不眠症者は、CBVDの新たな発症と関連していなかった。
実際に測定した睡眠時間が6時間よりも短い不眠を訴える者が、脳卒中や心臓病を新たに発症するリスクが高いことがわかった。しかし睡眠時間が短いと感じると報告しただけの場合には、そのようなリスクは高くなかった、
というおはなし。
感想:
「口だけ睡眠不足」のかまってちゃんにふさわしい人物像をAIに考えてもらった↑。
こういう連中は心配しなくていいってこと。