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2024年3月27日

スタチンが糖尿病を招く? 脳卒中を防ぐ紅麹(べにこうじ)との衝撃的関係

2024  3月  韓国


スタチン治療は心血管イベントを減少させるが、スタチンの使用は新規に発症する糖尿病(NODM)のリスクと関連している。

脳梗塞患者の転帰とNODMに対するスタチン治療の効果をくわしくしらべてみたそうな。




脳梗塞患者20,250例のうち、脳卒中発症前に糖尿病(DM)の既往もスタチンの使用歴もない患者を同定した。

患者はスタチン使用者と非使用者に分けられた。

転帰はNODMと脳梗塞の再発および急性心筋梗塞(AMI)とした。



次のようになった。

・20,250例のうち、13,706例(67.7%)が脳卒中発症後にスタチン治療を受けた。

・NODMのリスクについては、スタチンの使用とNODMの間に時間応答関係が観察され、脳卒中後の追跡期間が長いほどNODMのリスクは大幅に増加した。

・3年を超える脳梗塞患者において、スタチン使用はスタチン非使用に比べてNODMのリスクが約1.7倍高かった。

・スタチン治療はすべての脳卒中サブタイプにおいて脳梗塞の再発リスクを54%有意に減少させた。


脳梗塞後のスタチン治療により、3年間の新規糖尿病があきらかに増加した。それにもかかわらず、スタチンは脳梗塞の再発や心筋梗塞などの心血管イベントの減少に有益な効果を示した、


というおはなし。
スタチンと糖尿病と脳梗塞予防

脳卒中とスタチン原料の紅麹


感想:

スタチンは今話題の紅麹(べにこうじ)に特有の成分モナコリンKの効果を利用してつくられた。

成分抽出してサプリメントにすると効きすぎてやばいけど、「紅麹」それ自体の総合力はとても優秀↓。





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